ヘルスケア市場の現状と未来

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近年、日本では少子高齢化が進んでいますが、私の居るタイでも近年急激に少子高齢化進んでいます。

それに伴い、ヘルスケア産業の市場は世界的に著しく成長しています。

リハビリ業界では、地域包括ケアの構築、企業では健康経営が普及されており、ますますヘルスケア業界では、新しい事業や企業が参入しています。

どのような事業構造変革が起き、今後広がる市場に対してどのように取り組んでいくべきか。

新たに創出されているビジネス事例などを見ながら、自分が今後ヘルス産業の中に入って行く事も考えながら読んでみてください。

ヘルスケア市場の現状

日本全体の人口が年々減少しています。

日本の高齢化率は、先進諸国、アジア近隣諸国の中でも特に急激に上昇しており、平成28年9月15日時点で高齢者数(65歳以上)が3461万人、高齢化率が27.3%となっています。

未だかつてない超高齢社会が到来しています。

日本の超高齢社会・健康長寿社会には医療の発展の貢献が非常に大きいと言われ、その為平均寿命や健康寿命の増加が見られています。

その一方で、社会保障費の増大という問題は歯止めが利かない状況となっています。社会保障においての医療費や介護費用にかかる費用も年々増えています。

その為、政府も社会保障費を減らす為に様々な策を考えて実行しています。少子化による生産人口の軽減や大企業の海外進出などにより、歳入が減少する為歳出を減らして行くのは当然の政策となるのでしょう。

この健康長寿の社会を築けたのも医師を始めとした医療従事者が日々研鑽して患者さんの為に働いてきたからなのは間違いありません。

しかし、地域・診療科における医師の偏在などの問題、オーバーワークによる過労など、今までの日本の医療を支えてきた医療従事者への負担の増加も現実問題として見られます。

医療従事者こそ今話題の働き方改革が必要になるでしょう。

それだけではなく、医療や介護を受けなくてもいいような国民を増やしたり、少子化を解消するようなサービスなどを官民連携で行なって行く必要があるでしょう。

そのためには重症化予防や、消費支出を期待した早期の予防・発見、キュアだけでなくケアも含めた次世代型ヘルスケアを展開して行く必要があります。

今後、次世代型ヘルスケアの市場も大きくなると推測されており、健康増進・予防サービス、⽣活⽀援サービス、医薬品・医療機器、⾼齢者向け住宅等の市場は、どんどん伸びるとされています。

今まで違う分野の大手企業もヘルスケア業界に進出してきています。ヘルスケア業界の垣根がなくなってきているとともに、その動きは更に加速すると考えられます。

ヘルスケア市場での様々なビジネス

今までヘルスケアの担い手は病院などの医療機関、製薬会社、医療機器メーカーなどでした。そのほかに、調剤薬局、医療サービス、生命保険、介護等が主流だったでしょう。

今までは公的医療保険、介護保険に付随するサービスが主流でした。しかし、上記の経済産業省のデータからも明らかにそのほかのヘルスケア産業(公的保険外のサービス)が大きく伸びると予想されており、また期待されています。

この市場での担い手やサービスに関しては下記の4つにより起きています

  1. ヘルスケア業界内のビジネスモデルの変革
  2. ヘルスケア業界で連携が起きてイノベーションが起きる
  3. 他業界からの参入
  4. ヘルスケア業界から他業界への参入

今後のヘルスケア業界の変革 

画像などによる疾患早期発見に対してAI活用など、医療現場を支える新しいサービスなど日々生まれてきています。

業界内のビジネス構造の変化も見られ、「ライフスタイルに合わせたした予防分野・医療分野の新しいビジネス」なども次々と生まれてきています。

ビジネスの構図において他業界からの参入でけではなく、医療業界のビジネスモデルを変えて異業種のノウハウを活用して実現されるなど様々なサービスを提供する企業が現れています。

様々なプレーヤーを巻き込みながら市場が広がっていく点が、ヘルスケア市場の特徴的なところだと考えます。

新たな業界からの参入による具体的な新しいヘルスケアビジネス例

企業の経営資源としての人材に着目し、制度的に健康維持増進を支援する健康経営の取り組みが広がっています。この健康経営の分野ではベンチャー企業などによって様々な健康支援サービスが提供され、多くの企業が取り組み始んでいます。

健康経営の自社実践から健康経営のサービス提供そのものに参入する企業も出てきています。ドコモなども始めているのは良く見るかもしれません。

本業への相乗効果を狙ったヘルスケア産業の付加価値サービスの提供し、新しいサービスを組み立てることで生活者への価値を創出しています。

今後さらに進んでいくであろう「治療から予防へ」、「医療機関から自宅へ」という流れに対し、サービスを享受するタイミングや場所が大きく変わってくることが予想されます。

業界を超えた様々な企業に事業参入チャンスがある反面、業界外からの参入もあり、思わぬ競合の発生や淘汰などが激しく起きる可能性もあります。 

これからの社会に必要なサービスとはなにか!?

次世代型ヘルスケアの特徴としては、初めに述べたようにライフシーンにおける消費者・生活者への価値提供に大きく変わっていくと想定しています。

その変わりゆく社会の中で必要とされるサービスとはどういったサービスでしょうか。

この質問の答え一つではなく沢山あります。その中でヒントとしては考えないといけないのは、私達自身も日本の地域社会の1生活者であることだと思います。

そこでまず自分が、今の日本、地域、社会で豊かな暮らしをするにはどのような事が必要で現在足りないかを考える事が必要でしょう。

私の場合だと、タイのシラチャという町で困ることやこんなサービスがあればいいのになという事から始めました。また自分だけでなく住んでいる人たちに直接聞いてみるのも一つです。

ニーズを叶えるのがビジネスですので、まずは必要なこと困ってることは何かから始めて見てください。

地域社会の中で健康を維持し予防につなげるための活動を、若い世代から生活の中で楽しく行い、その結果得られた健康長寿の生活をどう皆で共有していくかが必要だと考えます。 

今後、生活により近い場所でヘルスケア市場が拡大していく想定の中では、あらゆる生活者接点のサービスの中に、ビジネスにつながる課題やチャンスがあると考えて取り組んでいくことが重要です。ヘルスケア領域のビジネス創出の現場でも多くの業界・領域のアイデアが必要になってきます。

また、健康寿命の世の中のためには若年層からの予防につながる取り組みも重要ですが、なかなか広がってきていないのも実情であり、特に健康な若年層ではそもそも健康増進に対しての意識を持ちにくいのが現状です。

しかし、実際には1985年をピークに子供の体力値の平均は加工していると言われています。こういったニーズそのものが顕在化しない状況に対しても新しいサービスが市場では必要とされています。ヘルスケアを前面に出したサービスを提供するだけではなく、様々なシーンで健康増進要素が組み込まれ、自然と利用されるサービスの創出が必要です。 

その他海外でのニーズがある

予防やヘルスケア産業においての超大国アメリカだけでなく、私がいるタイなどの新興国に関してもヘルスケア産業に関しては感心が高いと見られています。

タイ政府も生活習慣病の予防などに予算を確保したりしています。

タイムマシンと言われるように、日本で起きた事や起こるであろうことはアジア諸国では同様なケースをたどると言われています。

先を読んで私はタイでのヘルスケアサービスを展開しています。

日本国内だけでなく、ヘルスケア産業は世界中でのビジネスチャンスとして考えられています

MSDとしてのヘルスケア産業への取り組み

私達は、医療や介護、スポーツ、海外と様々な場面で医療や健康について関わってきました。

ウェルネスの概念の元、人と人のつながり・接点を大切にし、真に使われ・豊かな生活につながるようなサービスや取り組みをしていこうと考えています。

一般の方や医療従事者も健康に、更に今後の社会を担う若年層が将来生き生きと健康に過ごせるような社会になる為に、様々な年代や地域でウェルネス・ヘルスケアサービスを展開して行きます。もし、ご興味を持っていただいた方は共に力を合わせて社会創りに取り組んでいければと考えております。

まとめ

今までのことを簡単にまとめると

1)ヘルスケア産業は産業としては大規模な産業であること。また、医療費の高騰が問題で対策が必要

2)成長産業である。政府がその成長を促進しようとしており将来に渡り有望。

3)古くからある産業だが、今爆発的なイノベーションが業界で起こっている。

4)今後新興国、途上国において同様に更に期待されていること。

このように世の中に必要とされており、今後も成長すると考えられているヘルスケア産業。

そして、特に医療従事者やトレーナー、これから医療・健康分野で活躍したいと志している学生はこれからはチャンスと捉えて欲しいと思います。

今まであまりヘルスケア業界に興味や関心が無かった方も是非これを機にチャレンジしてください。

経済産業省の次世代会議資料がこちらから見えますのでご参考にしてください

http://www.kk-kaigi.com/pdf/yokohamamaterial_ezaki.pdf

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