【理学療法士 スポーツ】ドイツのドクターとタイの理学療法士のオンラインインタビュー

タイのMSDの代表の増田と、ドイツでサッカーチームのチームドクターをされている藤原さんとオンラインでのインタビューを行いました。

京都大学からブルガリアの医学部へ。その後、ドイツに医師免許を移して現在リハビリ、物理療法専門研修医としてドイツで活躍されています。

また、日本人が立ち上げたドイツのサッカーチームFC Basara Mainzでスポーツドクターとしてチームをサポートされています。

詳細な藤原壮さんの自己紹介や、海外での苦労などはカナダの理学療法士の菊地さんのページで知ることが出来ますのでこちらもご覧ください。

https://note.mu/kazkikuchi/n/n92116b11046f

藤原さんがサポートしているFC Basara Mainzでは日本理学療法士(以下フィジオ)兼トレーナーを探しています。

理学療法士でドイツで働きたい方、ドイツのスポーツ医療に関わりたい人は必見です。

今回は藤原さんにインタビューをしながら、そのドイツの医療事情やFC Basara Mainzのメディカルサポート事情をお聞きします。

自己紹介

藤原さんは京都出身で、京都大学卒業後に26歳でブルガリアの医学部に入学し、もともと保存療法と予防医学に興味がありその専門領域であるリハビリ科の専門医過程に進んでいます。

藤原さんはサッカーを中学の時に一年だけ、高校から大学の3年生までアメフトをしていました。大学の時に体をうまく使えるようなトレーニング受けたり、怪我の時の治療を受けたのがきっかけで医師への道に進んだそうです。

現在はドイツで医師免許の書き換えを行い、日系企業が沢山進出しており、日本人がたくさん住んでいるデュッセルドルフに住み、郊外のドイツの年金機構が運営する病院にて勤務しています。

ブルガリアの医学部の免許を取得したあとに、藤原さんの場合はドイツへの医師免許の書き換えが可能となりました。

日本人で非英語圏でのブルガリア免許からドイツの医師免許の書き換えは日本人初となります。

ドイツに渡った理由とストーリー

ドイツでは医師不足で、ニーズが多かったこと。またブルガリアと比べて給料も高いため生活水準が高いドイツを選んだとのことです。

また、ドイツは労働環境が良く、有給がしっかり取れ、近隣のヨーロッパ諸国に旅行なども行きやすいそうです。

家族が居る場合、パートナービザをとってしまえば配偶者も働けるとの事。

独身でドイツで働いた場合は、税金で4割程度引かれますが、結婚すると税金免除額が変わります。

ドイツを選んだ理由として、スポーツが盛んだったことも一つの理由だったとのことで、サッカーチームで働くのも考えていた際にFCバサラマインツを知りました。

2015年からドイツに渡った時期と、FCバサラが立ち上がった時期が同じだった為、そこに何か運命を感じ、FCバサラマインツにコンタクトをとったそうです。

その自ら働きかけた結果、FCバサラマインツのチームをサポートすることになりました。

ドイツのスポーツ医療とサポート現場

ドイツでの現場レベルでのサポートでは徒手療法を用いた技術が中心に行なわれています。(ドイツのPTは針は打てないので、針はかなりレアなようです)
ドイツでは、PTができない範囲をDrと密に連携しながらサポートをしており、そのPTとDrの間にはあまり壁はなくフランクなやりとりが出来ています。

藤原さんはサポート当初はチーム立ち上げの状態の為、メディカルスタッフも居なくグランドへ行くと水ではなく炭酸水だけが用意されているなど様々な状況だったそうです。

藤原さんも当初はチームのサポート経験も少なかった為、水を用意するように頼んだり、ブドウ糖のタブレットを用意したり、栄養指導したり、出来ることからチームのメディカル事情を改革してきました。

現在は4年目になり、藤原さんも徒手療法など現場レベルでのサポートができる幅が広がったそうです。

選手の現場レベルでは足関節の怪我が多く、例えば前距腓靭帯の捻挫などの後で足関節の背屈が出ないような選手が多い。その際に足の関節のモビリティを行うなどのケアをしているそうです。
足首の怪我の後に併発する腰の痛みなども徒手療法で受傷部位と同時に治療することで体全体の動きを現場レベルで特殊な医療器具もなしに改善できることが今シーズンから可能となりました。

藤原さんがはマインツまでが遠い為、サポートにいけて月1、2回ペースになってしまう。

その為には現場に帯同できるフィジオの必要性を感じています。

サポートチームFC Basara MainZの紹介

FC Basara MainZは日本人が立ち上げたサッカーチームで2014年に山下会長と日本代表の岡崎慎司選手が立ち上げたチームとなります。

立ち上げ当初は11部からのスタートでしたが、5期連続の昇格し、現在は6部リーグまで昇格し、さらなる向上を目指しています。

選手の国籍比率は日本人3割、ドイツ5割、韓国人などその他のチーム。

年齢層も高卒の若手からベテランまで様々な選手が在籍しています。

興味のある方は下記に、FC Basara MainZのホームページを掲載しておきますのでチェックしてみてください

FC Basara Mainz HPへ

藤原さんが望むフィジオとフィジオの重要性

関節のモビリティを出せるような現場レベルでのケアができて、トレーニングの知識や指導が出来る人を望んでいます。

特にフィジオの資格あり、トレーニングの資格もしくは指導経験がある人が望ましいとのこと。

身体の使い方を実際に見せて指導が出来る、ファンクショナル系などトレーニングに関してのアプローチをして欲しいと考えています。

将来的には徒手療法を藤原さんが行い、その後のトレーニングやアフターフォローを行える理学療法士が居てくれれば、現場レベルでの選手のケアやトレーニングパフォーマンスはさらに向上できると考えています。。

FC Basara MainZの理学療法士の求人

現在、FC Basara MainZではフィジオ兼トレーナーの資格を持っている人を探しています。

現在は給料の保証ができないが、今後ドイツで長期的に働きたい理学療法士のインターンとして受け入れ、語学またはサポート現場を勉強する為には素晴らしい環境になっています。
そして、ドイツに残る意志がある人は免許の書き換えさえ出来れば、今後ドイツにフィジオとして残る事が可能です。

ドイツの書き換えの大まかな流れとしては、語学試験を受ける→免許の書き換えの申請→数か月の審査期間後に免許を書き換えの可否が出ます。
審査は申請者の経歴や出身校での実習時間など個別で審査されます。
直接書き換えができない場合は実習や口頭試験を課される場合もあり、免許書き換えが保証されていないリスクはありますが、日本人の前例もあるので不可能ではありません。

どうしても初めは語学習得が必須になる為、そこをFC Basara MainZでは藤原さんがいるので、現場で必要な医療用語の習得のサポートが可能です。FC Basara Mainzでインターンをしながら本気でドイツでPTの免許書き換えに挑戦したい人には、その心意気に応えてしっかりサポートしたいと思っておられます。

また、他チームでのフィジオの求人も情報もインターン中に得られるので上のリーグのチームにステップアップすることも可能です。

また、他チームでのフィジオサポートの求人も紹介してくれるなどのサポートもあるとのこと。

柔道整復師や針鍼師では免許の書き換えができない為、長期的にドイツでフィジオとして働きたい人には絶好の場所となります。

以前にインターンでトレーナーを2年間務めた方は、日本帰国後もサッカーの仕事に関わっておられるとのことで、個人のやる気次第で将来につなげる絶好のチャンスにできると思います。

長期的にドイツで働きたい、自分で海外で働く道を開こうという覚悟を持っている人は大歓迎だそうです。

最後に

まだまだ話しきれないほど沢山のドイツのお話があったため、また別に座談会やインタビューを通じてドイツの医療事情などのお話をMSDでも取り上げていきます。

特にドイツで長くPTとしては働いてみたい方はこれを機にドイツの医療事情や労働事情知ってみてチャレンジするのはいかがでしょうか。

ドイツへの挑戦で興味なる方はご連絡ください。

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