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【豆知識】おしゃれに見える!インテリアの『配色』黄金比をお教えします!

お部屋のカラーコーディネート。新しい家具を購入したいけど、どんな色を組み合わせたらよいのかわからないというご相談をしばしばいただきます。すでに決まっている色は、床の色と壁や天井の色、お気に入りのお手持ち家具の色。さて、どういたしましょう?

実は、誰がコーディネートしてもおしゃれに見えるインテリアの『配色黄金比率』があります。
実際、私たちインテリアコーディネーターもこの比率を感覚的に、またはおおよその計算をして、カラーコーディネートのご提案をしています。
今回は、この『配色黄金比率』をご紹介いたします。
この比率でカラーコーディネートを実践すれば、どなたでもスタイリストがコーディネートした様に、まとまりのある空間づくりができます!

配色黄金比率

7 : 2.5 : 0.5
「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」

インテリア黄金比「 7 : 2.5 : 0.5 」

インテリアの色を大きく「3つ」に分類してみます。
① ベースカラー
② メインカラー
③ アクセントカラー
これらの比率を「 7 : 2.5 : 0.5 」にすると、インテリアの色はすっきりとします。

① ベースカラー
フロア、壁、天井などのお部屋の大部分を占める色です。
② メインカラー
家具やカーテン、ラグマットに使う、2番目に面積の広い色です。
③ アクセントカラー
クッションや小物にあたる占める割合が最も小さい色です。

① 配色の7割を占める「ベースカラー」とは?

入居前の家具の置いていない部屋をイメージしてみてください。大きくて広い壁面や天井に床が広がります。この、部屋を構成する内装の色味が主にベースカラーとなります。
様々な内装が選ばれますが、多くは白い壁、天井も白か木材貼り。そして、床は明るめのナチュラルや濃いブラウン、そして近年多くなってきているのグレイッシュなホワイトがあります。
内装によるベースカラーが、置きたい色を合わせにくい場合、意図する色のラグを敷くことで、床の色を目立たせなくする小技もお試しください。

② 2.5割を占める「メインカラー」とは?

ベースカラーに次いで面積の大きいメインカラーです。
こちらはテーブルやソファ、ラグやカーテン、シェルフやキャビネットなど、お部屋の中でも目立つ、大きめのインテリアで担うと良いです。
ベースカラーのおもしろいところは、「1色に限らなくてもよい」という事です。
例えばこちらの画像のインテリアでしたら、ダイニングテーブルと照明、サイドテーブルの柔らかい赤黄色がひとつ。もうひとつが、クッションとグリーンのくすんだ黄緑色です。
この2色を選ぶ際に、寄り添いあえる色を選ぶことが重要です。対極にある色ではなく、近しい色や同じトーン(注記1)の色を選ぶと上手に配色できます。

注記1 トーンとは、トーンとは、色を明度と彩度のバランスでとらえる概念で、「淡い」印象を持つグループというように「印象の共通性」を感じる範囲をグループ化した分類です。

③ 0.5割を占める「アクセントカラー」とは?

クッションやフラワーベース、絵画やフロアライトのなどの小さいインテリアに取り入れられます。室内に入ったときに真っ先に目を惹く、その名の通りアクセントとなる色です。
季節や気分によって、気軽に変えて楽しめるのもアクセントカラーならではの魅力です。
例えば、ベースカラーやメインカラーの反対色を選ぶと効果的です。
0.5割と小さな面積ですが、具体的にはクッションなら2個程です。こちらも1色という決まりはなくて、2色程度取り入れても問題ありませんが、目立つ色であるので、小物であっても多用しすぎると散乱して見えてしまいますので、「ちょっぴり感」を大事にしてみてください。

<おまけ> 流行りの「ワントーンコーディネートとは?

人気の、ワントーンコーディネート。こちらは、ベースカラーとメインカラーを同色でまとめることですっきりと見せることができるこなれた感じが素敵なの配色です。
例えば、白やベージュ、濃いめの茶色をメイン+ベースカラーに持ってくる場合、グレーやネイビーや橙色やくすんだ緑色、くすんだ桃色などをアクセントカラーにすると、色が締まり綺麗に見えおすすめです。

ワントーンおすすめのカラー

参考にしたい!カラーコーディネート実例集

インテリアを選ぶなかで、私が一番大切にしたいのは、「お客さまのイメージ」です。
「こんな風にしてみたい」のイメージがつかめたら、スムーズに具体的な商品選びがはじめられます。
ぜひあなたの「イメージ」を見つけてみてください。

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